ご挨拶
こんにちは。打越さく良と申します。
仕事は、政治家です。
参議院議員をしています。
「政治なんて、遠いもの。二世、三世の人たちの集まり」
私もずっと、そんなふうに思っていました。
打ちこめる仕事もありました。
それなのになぜいま、この仕事をしているのか。
お話ししたいと思います。
弁護士から政治家へ
私は弁護士として、DV被害者や、虐待を受けた子どもたちの救済に取り組んできました。
多くの人に出会いました。
DVに怯え、暑い日でも傷を隠すため長袖を着て、「一人では子どもを育てられないから」と我慢する母親。
経済的に苦しくて夢をあきらめた若者。
姓を変えるのは嫌だと言えず、うつになった女性。
依頼者のみなさんが抱える問題には、さまざまな社会的な要因がありました。
問題の根っこにある、社会。
それじたいを変えなければならないのではないか。
働くほどに、その思いが深くなりました。
個人を尊重し、弱い立場の人たちが苦しまないように、支援する。
それが政治の重要な役割です。
でも、今の政治は、その役割を果たしているでしょうか。
「議員になっては」とお声がけいただいたときは、悩みました。
それでも、最後にこう思いました。
「誰かが怖じ気づかず立候補を引き受けなければ、民主主義は続かない。
困難が待ち受けていても、ひるむわけにいかない。
立ち上がろう!」
新潟のみなさんが教えてくれた
気負って新潟県選挙区で走り出してみたものの、わからないことだらけ。
なにからなにまで未熟、勉強不足。
そんな私が、新潟のみなさんから本当に多くのことを教えていただきました。
深刻な医師不足。
首都圏で使う電力を生産する原発が、地域の人々に分断を強いる現状。
食を支える誇りはあっても、先が見えず悩む農業者。
年金がカットされ、安心して生活できない高齢者。
非正規雇用で将来が不安な若い世代。
たくさんの声が、頭でっかちだった私を変えてくれました。
地元のみなさんひとりひとりの声に耳を傾けた政治。
それが民主主義だ、と思うようになりました。
2019年7月、多くの方々のご支援のもと、議員になることができました。
誰ひとり取り残さない社会へ。
与えられた責任を自覚し、未来のために力をつくそう。
そう決意し、日々活動しています。
人に会う。話を聴く。
じっくりとお話に耳を傾け、それを書面にする。
弁護士の仕事の基本でした。
そしていま政治家になり、やはりお話に耳を傾けています。
地元を走り回ってさまざまな方たちとお会いし、
そのお話を政治に反映させるのは、政治家のだいじな仕事なのです。
おかげで、すでにいろいろなアクションを起こしている素敵な方に
お会いする機会が増えました。
感動したり、政治的課題を見出したりする毎日です(役得!)。
これを自分だけの蓄えにしておくのはもったいない。
みなさんに知ってほしい。
そう考えて、このホームページでは、未来のために行動する人を
私がインタビューでご紹介していきます。
社会へのまなざしや行動を、すこし変える。
そんなホームページになれば、うれしいです。
打越さく良
1968年北海道生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程中途退学。2000年弁護士登録。新潟弁護士会所属。
DV被害者や虐待を受けた子どもたちの救済に取り組むほか、医学部入試における女性差別対策弁護団、夫婦別姓訴訟弁護団に加わった。
2019年7月より参議院議員(新潟選挙区)。
夫と息子の三人家族。好きな食べ物は塩むすび。