第211回通常国会を振り返って①
はじめに—政治は何のために
第211回通常国会が終わりました。
政治は、何のためにあるのか。いつにもまして自問する毎日でした。
「誰ひとり取り残さない」。
私が選挙の時から掲げてきたこの言葉が、いっそう切実でした ...
理解増進すら後退させる国会でいいわけがない
LGBT理解増進法案が昨日6月13日衆議院本会議で可決され、参議院に送付されました。案名こそ「理解増進」とありますが、一般財団法人fair代表理事松岡宗嗣さんが指摘するように、悲しいことにもはや「理解抑制」法というべきものに成り下が ...
尊厳のある精神医療を目指した人
精神に障がいのある人を「座敷牢」に閉じ込めた時代ははるかかなた…と考えたいところですが、家庭内で監禁されたまま亡くなる痛ましい事件が今なお起こります。
2023年6月に「新潟しなの福祉会後援会のつどい」で、ドキュメンタリー ...
声をあげるのは楽しいこと
2015年、集団的自衛権行使を認める安全保障関連法案に反対して国会デモを展開したSEALDs。声をあげたことを後悔する若者を取り上げた新聞記事2023年5月2日「「隠したい」元SEALDsの過去 若者の声を封じるものは」にネット上で批 ...
傷口が開くとしても対話すること
1月25日、アメリカ映画『対峙』を試写会で観賞しました。
学校で起きた銃乱射事件の6年後。被害者の両親と加害者の両親が顔を合わせ、丁重に、ぎこちなく言葉を交わし始めます。全編ほぼ4人の会話で、徐々に緊張が高まります。